松本に、初めてカトリックの宣教者として第一歩を印したのは、パリ外国宣教会のラングレー神父でした。時に1880(明治13)年のことでした。
 ラングレー神父のあとを継いだクレマン神父は、現在の教会の土地を手に入れ、司祭館、続いて聖堂を建立しました。1890(明治23)年、ここにカトリック松本教会の基礎が築かれました。
 1937(昭和7)年には、聖テレジア幼稚園が開園しました。
 平成四年に、聖堂の一部改築と信徒館・司祭館の新築が行われ、今の姿となりました。
 現在、カトリック松本教会は、横浜司教区の中の1つの小教区として位置づけられています。北は北安曇郡、南は木曽郡までの広い地域にわたっています。
 ここに住んでいる信徒の数はおよそ500人です。毎週日曜日のミサには、この地域内の信徒、最近は外国から来て住んでいる人たちも多くなり、平均して170人の人々が神様を賛美するために集まっています。